OWSスイムに強くなる!セミナーを実施しました!

先日ウエットスーツメーカーGRADFIVEのスイムイベント
OPEN WATER SWIMMING TECHIQUE LESSON
講師を務めさせていただきました。

海で泳ぐ際のテクニック、身体チェック、水中トレーニングを指導させていただき、
動画撮影もしていきました。

海はプールと違い流れがあり、また前方確認(ヘッドアップ)をしていくため
より水の抵抗を受けない、安定した泳ぎが必要になってきます。

そのためにはなにより柔軟性が必要!

プールサイドでこんなことを・・・

一見拷問かと!?笑

水泳は柔軟性がアップすれば、それだけで速くなるので
硬いな〜と思った方は特にストレッチに時間を割いてみてください。

次回は1/10(土)※満員御礼!に実施します。
その次は2/7(土)でこちらはまだ空きがありますので
オフトレの課題を見つけたい方はぜひご参加お待ちしています。

泳がなくても速くなる!スイミングセミナーをスタートします!!

チームアオヤマ所属でコーチングを始めたのが2012年1月。
目標のひとつが、青山剛コーチが行っている「走らないランニングセミナー」
のスイミング編ができるようになることでした。

2年間、青山コーチの元で勉強し、多くのお客様の指導をさせていただきながら研究し、
やっと2015年からスイミングセミナーを開催できることなりました。
ここまで来れたのは皆様のおかげです。
ありがとうございます!

私にとって泳ぐことは、普通のことで最初教えることがとても難しかったです。
全く泳げない方がどうやったら泳げるようになるのか?
日々考えて、スイムメゾットを思考してきました。

水泳は柔軟性・体幹力・連動性がとても大切です。
この3つを軸に10種類のエクササイズを行い、スイムフォームを作っていきます。

できないエクササイズがあれば、それは伸びしろです。

月に1~2回実施していきますので、興味がある方はご参加お待ちしております。

詳細・お申込みはコチラ→→TeamAOYAMAホームページ
●セミナースケジュールのスイミングセミナーをご覧ください。

スイミングセミナー

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【泳がなくても速くなる!スイミングセミナー基礎編】

・柔軟性 ・体幹力 ・連動性

これが、楽に速く泳げるためのキーワードです。
この3つを軸に、水泳に必要な10種類のエクササイズ(スイッチ)を陸で行い、
動きを意識付けしてから泳ぐと効果的にトレーニングができます。

セミナーでは、エクササイズ(スイッチ)を実践していただき、
改善点をアドバイスさせていただきます。

あなたに合った正しい動きを身につけて、
より楽に!より速く!泳げるようになりましょう。

開催日: 2015/1/10(土)←定員となりました!
時 間: 17:00~20:00
     室内にて約1時間30分の講義・実技、プールにて約1時間スイム実技を実施。
場 所: 渋谷区千駄ヶ谷
     TeamAOYAMAオフィス内、他 ※JR千駄ヶ谷駅より徒歩2分
定 員: 先着4名
参加料: ¥5,000円(税別)
     ※別途利用料600円

水を操れるように・・・たくさん遊びましょう♪

セミナー準備のため、某プールで撮影をしてきました。
透明度抜群でよーーく見えます!

自分の泳ぎを見て、イメージ通りでないときは即修正。
たくさん泳ぎこむのも大切ですが、良いフォームであれば
トレーニングの質が上がるので、こういった作業も大切です。

動画撮影にご興味がある方は、コチラでやっています!
私がセミナー講師を担当していますのでぜひ♪
http://www.grad5.jp/owstl/

撮影の最後にはこんなお遊びを・・・
水中後ろまわり!

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動画はこちら↓↓↓

クイックターンをするのに前回りをしますが、
後ろ回りってしたことありますか?

水を操れるとクルっと回れるようになります。

プル動作はいかに水を後ろに掻けたかで、進む距離が変わります。

つまり、前回りも後ろ回りも、手の動きだけで
回れるようになれば、プルの技術が向上します!

ただし!腰が硬い人がやると腰を痛める危険性、
また浅いプールだと頭を打つ可能性があるので
くれぐれも注意してやってみてください!

仲間と後回り競争なんかやっても楽しいかも。

遊びの中にもトレーニング要素が満載♪
たくさん遊んで水を操れるようになりましょう!

ストリームラインを作るための4つのポイント

いままでスイムのキックやプルのことを書いていきましたが、
基本姿勢ができてこそ活きてきます。

スイムの基本姿勢/ストリームラインは、
水の抵抗をできるだけ減らした姿勢です。

チームアオヤマのスイム指導ではプールに入ってまず
アクアウォーキングをして身体をあたためて、
その後に蹴伸び=ストリームライン作りをやっています。

作りたい姿勢は上の絵です!

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下の絵は水の抵抗を余計に受けているのがわかりますよね。
ちょっと大げさかもしれないですが、よく見かけます。
こういった方は、ちゃんとキックが打てず、身体が沈んで泳いでいます。

では、ストリームラインの作り方のポイント4つをご紹介します!
立ってやると力みやすいので、まずは仰向けに寝てやってみてください。

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1.耳と腕をピッタリと付ける
  肘が曲がるとその分、前から受ける水の抵抗が増えます。
  上半身が柔らかい方は腕は耳の後ろ、硬い方は横でもOKです。

  絵での①オレンジです。

2.身体を細長くする!
  肋骨から腕を引き上げるようにします。
  そうすると自然とお腹が凹みます。 
  
  ②水色を意識! 
  
3.お尻を締めて骨盤を真っ直ぐにする
  2でお腹が凹み、更にお尻の穴を隠すようにお尻の筋肉を締めて  
  おへそ下の腹筋を締めると骨盤が真っ直ぐになり、背中の隙間がなくなります。
  お尻を締められると、足の親指と親指がくっつきます。

  骨盤周りが硬いと、背中に隙間が残り、水の抵抗を受けます。

  ③のピンクを締めることを意識!
  
4.みぞおちを意識する
  これはプールで蹴伸びする時にやってみてください。
  みぞおち付近には肺があり、酸素タンクがある場所です。
  そこに意識を置くと足が浮いてきます。
少し前のめりになる感じです。腕を下げてしまうと足が上がりすぎてしまうので注意です。

  ④の緑を意識!
 
  私はみぞおちから手足を動かしているので、
  浮く・腕&脚を動かす起点の意識付けになります。

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指導の時はこの4つのうち1つずつ意識してもらい
1つ×2本=8本蹴伸びをします。

一気に意識するのは難しいので、
分習法でやってストリームラインを作っていきます。

壁を蹴る力は人それぞれなので、
自分基準の蹴伸びで遠くまでいけるようになれば、
水に対する身体の抵抗を減らせている証拠です。

蹴伸びが上手な人は、泳ぎも上手です。
まずはストリームライン、基本姿勢を正していきましょう!

リカバリーとプル動作は、肘が自然と曲がるのが理想です。

前回リカバリーについて説明させていただきました。
クロールでいうリカバリーは腕を後ろから前に戻す動作です。

リカバリー=休息

なので、曲がって休めた方がプル動作(水を捉える)でより力を使えると考えています。

リカバリーとプル動作は肘を曲げるのではなく、
自然と曲がるのが理想です。

肘が伸びていて速い選手もいますので、どちらが正解ということはありません。
私は肘が曲がっている方がリカバリー動作で休ませることができるので
そのような泳ぎをしています。

私が理想とするのは上の人。
リカバリーでもプルでも肘が曲がっています。

下の人は、リカバリーもプルも肘が伸びています。

ピンクで塗ってあるのが、捉えている水です。
絵からもわかるように、伸びている人より理想の人の方が
たくさん水を掴めているので速く泳げます。

理想の人は身体の前から水を掴み、手が腰付近に来た時に
肘からスッと抜いて、そのまま肘からリカバリーに入ります。

肘が伸びていると肩の真下あたりから水を捉えて
そして伸ばしたまま水面までかくので、リカバリーも伸びてしまいます。

伸びたプル動作の人は、体幹&腕パワーがある人は肩の前側を痛めやすいです。
また上下動してしまい、水の抵抗が増えて遅くなります。
また海では横から波の影響を受けてスピードダウンします。

では肘が伸びている人に、リカバリーは肘を曲げて!
とアドバイスするとどうなるでしょうか?

プル動作で肘が伸びているにも関わらず、
リカバリーで肘を曲げることを考えて、
腰付近で肘を抜いてしまうと・・・
余計に水が捉えられなくなり、さらに遅くなってしまいます。

逆にプル動作で肘を曲げて!肘を立てて!
とアドバイスすると、肘が落ちてしまい
身体が沈んだり、呼吸の時に水を飲んだり、
さらに水を捉えられなくなってしまいます。

プル動作で前から水を掴めれば、自然と肘が曲がり、
リカバリー動作でも曲がったままになります。

立位で重い荷物を持ったイメージをしてみてください。

肘が曲がった方が楽に持てるはず。
きっと意識しないでも曲がっていると思います。
泳ぐ時も一緒です。

水を捉えられれば、肘は自然と曲がるようになります。

なので、肘を曲げて!肘を立てて!
とアドバイスすると、余計にダメになってしまうのです。

私が指導する時は、
理想の動作ができない原因をつきとめて、そこを改善していきます。
頭でやり方はわかっていても、身体が付いてこなければできませんからね。

肘を曲げてプルができるようになるためには・・・
1.手足の力が抜けている
   脱力すれば水を感じられる。

2.腹筋が強く、使えている
   水を捉えれれば、自然と腹筋に力が入る。=安定する。
   速く泳ぐ時は腹筋の使い方を変える。
   自転車で速く走る時、変速ギアを重くしていきますよね?
   スイムの時は腹筋がギアになるので、強い人ほど、泳ぎに変化を付けることができます。

3.肩甲骨が動いている
   これがかなり重要!!
   また別の機会に説明します。
   
この3つがポイントと考えています。

リカバリーでは肘が自然と曲がって休息できるように。
プルでも前から水を捉えて、自然と肘が曲がるフォームを目指しましょう!